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コロナ禍中の出産と育児

 今朝のNHKのTVによると、コロナ禍が起きてから産後ウツに陥る人の割合は10%から30%に上昇しているそうです。10人のうち3人の赤ちゃんのお母さんがウツ状態に苦しんでいる…これは由々しき問題です。

 
 昨年7月に誕生した我が家の初孫も、まさにコロナベビー。産前から母親学級は全て中止、産院は個室で新米ママさん同士知り合う機会もなく、オヨメさんの職場近くに借りているアパートは単身者か夫婦だけで隣は何をする人ぞ、の雰囲気。公園で見知らぬママさんに話しかける訳にもいかず、平日は毎日、泣き声の響く狭いアパートに赤ちゃんと二人きり。これじゃ、うちのオヨメさんだって産後ウツになってもおかしくありません。
 
 いったいどうなっちゃうんだろう…と心配でたまらなかったのですが、そこは今の若い人のすばらしさ!産後すぐ育児日記代わりのインスタグラムを始め、毎日律義に投稿しているせいもあり、七か月経った今ではたくさんの新米ママさん友達を作っています。リアルにテレビ電話で相談したり、プレゼントを交換したり、なかなか楽しそう。ナスを赤ちゃんの耳につけて写真を撮るナススヌーピー、タオルで作る羊巻きベビー、鼻コアラのマーチなど、インスタならではの遊びも彼女たちを通して初めて知りました。どんな状況になっても楽しみを見つけて頑張る新米ママさんたち、とても頼もしいです。
 
でもそんな風に順調に進むようになるには、たくさんのサポートが必要だったこと、今も必要なことを知っています。
 
孫を授かって思うことは、一人の赤ちゃんの存在がどんなに多くの人を元気づけるか、ということ。それと同時に、一人の赤ちゃんが育っていくためにはどんなに多くの人の手を必要とするか、ということ。自分が子育てしている頃は気づきませんでした。
 産後ウツに陥る原因は様々でしょう。でもコロナ禍になって3倍も増えている、ということはやはり赤ちゃんに関わる人の手が減ったことが要因の一つだと思います。新米ママさんたちは自分が頑張らなきゃ!という思いでいっぱいで気づかないかもしれない。でも赤ちゃんを育てるのに、たくさんの人の手を頼っていいのよ、そもそも頼るものなのよ!と伝えたいです。そして、ブログを読んでくださった方の周りに赤ちゃんを産んだ人がいたら、優しくしてあげてほしいです。
 その存在だけでたくさんの人を幸せにすることのできる赤ちゃん。その赤ちゃんを産むという、偉業を成し遂げたママさんたちに幸せな気持ちでいてほしい~!こんなところで声をあげていてもどうしようもないと思うけど、今一番、言いたいことです。

 

 

先週末、みんなで砧公園へ行きました。

7か月になって、お座りができるようになりました。いつひっくり返ってもいいように息子と夫が手を出しています。