7月13日(土)、東京はお盆の入りの日に市谷ルーテルセンターで中村忠・江崎浩司・金子浩、三氏の追悼演奏会が開かれました。私は金子浩氏と大学の同期生同士という縁でアンサンブルを組んで、出演させていただきました。プログラムは以下の通りです。
川原 千真(ヴァイオリン): H.ビーバー:ロザリオソナタより「パッサカリア」
菅 きよみ(フルート) 森 綾香(オーボエ) 平野 智美(チェンバロ) :C.P.E.バッハ:トリオソナタ イ短調 Wp.148
神野 和美(ヴォイス・フルート) 渡辺 清美(ヴォイス・フルート) 森川 麻子(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 木村 夫美(チェンバロ):J.B.ルイエ(ド・ロンドル):2本のトラヴェルソによる3声のソナタ ホ短調 Op.1-6(Priestman IX)
永谷 陽子(ファゴット) 国枝 俊太郎(フルート) 稲葉 由紀(フルート) 田崎 瑞博(チェロ) 能登 伊津子(チェンバロ):G.P.テレマン:四重奏曲 ニ短調 TWV 43:d1 1、2楽章
波多野 睦美(メゾソプラノ) :H.パーセル 「夕べの讃歌」
平尾 雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 曽根田 駿(ハープ): M.マレ:「嘆き ニ長調」第3巻 「ロンドー 優美」第4巻
2019年から2023年の間に、三氏は相次いで亡くなりました。3人とも50代という若さでした。リュート奏者の金子浩さんは私たちと同期入学で、その頃はリコーダー専攻でした。今回演奏したルイエのトリオ・ソナタは金子君が「これやろう!」と持ってきて、古楽アンサンブルという授業で一緒に勉強した曲です。
美しい出だしのメロディーをどうやって吹くか。ということに金子君はとてもこだわっていました…ということを思い出したのは本番の前夜でした。ゴメンね。私、金子君の気に入るように吹けたかなあ。
でも、そんなこと気にしないね、きっと。三人の魂は古い器を捨てて、もうとっくに次のステージに向かってるはず。哀悼することは残された者たちだけの慰めなのです。
今回の企画に参加できたことで、私は本当に慰められました。発起人の方々、お手伝いくださった方々、聞きに来てくださった方々、そして一緒に演奏してくださった皆様に心から感謝します!
今日は送り盆の日。夕方、いつものように送り火を焚きます。また元気出していかなくっちゃ!
一緒に演奏したチーム、遠方から駆けつけてくれた同期友人、いつも応援してくれる後輩と一緒に。
入学した時から40年経ちました!
あれから よん~じゅう~ねん~(きみまろ!わかる?)
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